はじめに
レモンバーベナ(Lippia citriodora)は、初夏に収穫され、そのままフレッシュな状態で蒸留されることでみずみずしい柑橘の香りをたっぷりと含んだ精油になります。
古くからヨーロッパで愛されてきたこのハーブは、リラックスやリフレッシュに役立つことで人気の精油です。
フロリハナでは、モロッコ産とフランス・グラース産の2種類のレモンバーベナ精油をご用意しており、それぞれの産地ならではの香りの個性を楽しんでいただけます。
成分比較
成分分析表(GC分析)を照らし合わせて、フランス・グラース産とモロッコ産のレモンバーベナ精油の違いをまとめました。
数字は%
成分
グラース
モロッコ
ゲラニアール(Geranial)
30.6
10.6
ネラール(Neral)
21.7
8.3
シトラール(Geranial + Neral)
52.3
18.9
リモネン(Limonene)
6.9
24.4
1,8-シネオール(Eucalyptol)
1.2
6.8
β-カリオフィレン(β-Caryophyllene)
5.1
4.6
モロッコ産は、リモネンを多く含むため、フレッシュでシャープな柑橘の香りが特徴です。すっきりとした清涼感があり、気分を切り替えたいときや集中したいときにおすすめです。
一方、フランス・グラース産は、シトラール(ゲラニアール+ネラール)が半分以上を占め、柔らかく上品なシトラス香を放ちます。フローラルさを含んだ繊細な香りは香水のような高級感があり、リラックスや落ち着いた空間づくりに最適です。