はじめに
ミントは古代から薬草や香料など幅広い場面で活用されてきました。
爽快な香りは心身をリフレッシュさせ、頭をすっきりとクリアにしてくれる存在として、今もなお世界中で愛されています。
アロマテラピーで用いられる精油としては、ペパーミント(Peppermint)とスペアミント(Spearmint)が代表的。
どちらも清涼感をもたらしますが、香りの強さや含まれる成分によって印象は大きく異なります。
用途や好みに合わせて選ぶことで、ミント精油の魅力をより深く楽しむことができます。
ペパーミントとスペアミントの特徴や主な違いをまとめました。

ペパーミント
ペパーミント精油は、メントールを豊富に含むため、シャープで清涼感あふれる香りが特徴です。
頭がすっきりするような爽快さがあり、気分をリフレッシュさせたいときに最適です。
古くから頭痛の緩和にも用いられてきた歴史があり、集中力を高めたいときや暑い季節のクールダウンにもおすすめです。
また、乗り物酔いを和らげたいときの香りとしてもおすすめです。

スペアミント
スペアミント精油は、ペパーミントよりも柔らかく、甘みを帯びたやさしい清涼感が特徴で菓子やガムの香料に古くから使用されています。
メントール含有量が少ないため、刺激が穏やかです。
ハーバルで落ち着いた香りは心をリラックスさせ、気分転換におすすめです。
清涼感はありつつもまろやかなので、日常的に取り入れやすいアロマです。
特徴 | ペパーミント | スペアミント |
---|---|---|
香り | シャープな清涼感あふれる香り | 甘みを帯びたやさしい清涼感の香り |
成分 | メントール、メントン | カルボン、リモネン |
作用 | 気分をリフレッシュさせたいとき | 気分転換したいとき |