フランキンセンス精油とは?種類と香りの違い
フランキンセンスは、樹脂系精油の中でも広く知られている香りのひとつです。
乾季に、カンラン科ボスウェリア属の樹木の幹に傷をつけるとにじみ出る樹脂を蒸留して得られる精油で、日本では「乳香」と呼ばれています。
古くから香りの文化の中で大切にされ、没薬(ミルラ)と並ぶ特別な香りとされています。
新約聖書では、東方から訪れた三賢人が幼いイエスに黄金・没薬・乳香を贈ったとされ、乳香は古くから特別な香りとして重んじられてきました。
なお、没薬も乳香と同じカンラン科の植物に由来します。
さらに古代エジプトでは、乳香と没薬は儀礼やミイラ作りにも用いられていました。
フロリハナには、カルテリ種とサクラ種、2種類のフランキンセンス精油があります。どちらも乳香として知られる樹脂由来の香りですが、香りの個性はそれぞれ異なります。
フロリハナで扱う2種類
フロリハナのフランキンセンスは、カルテリ種とサクラ種の2種類です。 同じフランキンセンスでも、香りを比べてみると印象はかなり異なります。
ソマリア原産のカルテリ種は重たすぎず、どこかレモンのような柑橘系の明るさを含んだ印象があります。
成分分析表を見ると、α-ピネン、D-リモネン、ミルセン、サビネンなどが主な芳香成分として挙げられます。
- α-ピネン 36.53%
- リモネン 13.98%
- α-ツジェン 10.82%
- β-ミルセン 5.77%
- サビネン 3.88%
- β-カリオフィレン 2.42%
- その他 34.8%
ロットナンバー:S100225SOを円グラフにしました。
α-ピネンとリモネンの比率が高く、すっきりとした樹木感の中にやわらかな明るさが感じられます。さらにα-ツジェンが加わることでハーバルなニュアンスも生まれます。
オマーン原産のサクラ種はカルテリ種に比べて、より重く沈みこむような香りの印象があるタイプです。
温かみのある香りをベースに、ウッディで奥行きのある印象を持つ香りです。成分分析表を見ると、α-ピネンが大半を占めています。
- α-ピネン 75.50%
- リモネン 2.40%
- カンフェン 2.10%
- Δ-3-カレン 2.31%
- サビネン 1.74%
- その他 15.95%
ロットナンバー:BH161225OMを円グラフにしました。
多くの木に含まれるα-ピネンが多く、これが香りにシャープなウッディ調の印象を与えています。
まとめ
同じフランキンセンスでも成分の構成に目を向けると違いが見て取れます。
カルテリ種はα-ピネンやリモネンがつくる、明るさを含んだ親しみやすい香りです。
サクラ種はα-ピネンが中心で、より深みと落ち着きを感じる香りです。
ブレンドレシピ
フランキンセンス精油を使用した、リラックスタイムに楽しみたいブレンドレシピ例をご紹介します。
フランキンセンス・カルテリを使用したレシピ
フランキンセンス・カルテリ精油 1滴
リツエアクベバ精油 1滴
ブラックスプルース精油 1滴
フランキンセンス・サクラを使用したレシピ
フランキンセンス・サクラ精油 1滴
ローズウッド精油 2滴
ローレル精油 1滴


